管理業務主任者としての第一歩

管理業務主任者試験には、受験資格はありません。そのため、年齢・性別・学歴・国籍等を問わず誰でも受験することができます。そうした敷居の低さが、毎年2万人以上もの人たちが受験する、管理業務主任者試験の人気のひとつになっていることは間違いないでしょう。

その一方で、試験に合格すれば、誰でも管理業務主任者になれるわけではありません。
管理業務主任者になるためには、ある条件をクリアしなければなりません。その条件というのは「実務経験」です。

管理業務主任者試験の実施機関である「社団法人 高層住宅管理業協会」のホームページには、このように記されています。
「管理業務主任者試験の合格者が、国土交通大臣の登録を受けるためには、登録申請時までに実務経験が2年以上必要となります」

管理業務主任者として業務に従事するためには、国土交通大臣の登録を受けなければなりません。そして、その登録の際に必要になるのが「2年以上の実務経験」というわけです。

ちなみに、「2年以上の実務経験」がないと、管理業務主任者として登録することができませんが、たとえ登録しなかったとしても、試験の合格そのものが取り消されることはありません。なので、試験合格後に実務経験を積み、その後あらためて登録することも可能です。

ただし、せっかく試験に合格したのですから、すぐにでも管理業務主任者として業務に従事したいと考える人がほとんどでしょう。そういう人たちのために「管理業務主任者登録実務講習」というものが存在します。
「管理業務主任者登録実務講習」は、「連続する2日間、おおむね合計15時間の講習及び修了試験」からなり、これを終えることで、「2年以上の実務経験」を有する者と同等以上の能力を有する者として認めてもらえる特別措置です。

以上、管理業務主任者の登録について説明させていただきました。
試験合格後のことなので、これから管理業務主任者試験に挑戦しようと考えているみなさんにとっては、少し気の早い話だったかもしれません。
しかし、実務経験がないからと、受験自体をあきらめてしまう受験生がけっこう多いので、その救済措置である「管理業務主任者登録実務講習」について、あえて紹介させていただきました。実務経験を持たない受験生も安心して、管理業務主任者試験に挑戦してもらえればと思います。